talentbookがこだわるのは“自社発信”形式のストーリー。
社員や会社、事業の魅力を一番知っているのは自分たちですから、第三者よりも透明性の高い魅力をお伝えできるはずです。今回は透明性に加えて、より信頼性を高めるためのポイントをご紹介します。
登場人物は、すべてフルネーム・正式名称で記載することを推奨します。これは、記事の信頼性を高め、社内外での活用を容易にするためです。
ストーリー内での初出時はフルネームを使用し、二回目以降は苗字のみの表記をおすすめします。ただし、特別な理由でフルネームの記載が難しい場合は、苗字のみやビジネスネームでの表記も可能です。
自社の人物については、地の文・コメント文を問わず敬称の使用を推奨しません。他社との電話対応時と同様とお考えください。
ただし、社外の人物に言及する場合は、適宜敬称を使用可能です。
「~だそうです」「~らしいです」「~を聞きました」といった伝聞表現は避けましょう。これらの表現を使用すると、タレントや企業が読者に直接語りかける印象が薄れ、説得力が低下します。
例えば、以下のように変更すると、より直接的で信頼感のある文章になります。
変更前:Aはこの経験があったからこそ、今の自分が存在していると感じているらしいです。
変更後:Aは「この経験があったからこそ、今の自分がいる」と語ります。
伝聞表現は、「~が語る」などの直接的な表現や、断定的な言い回しに置き換えましょう。
ストーリーの目的は、自社の魅力や考え方を伝えることですが、過剰な自賛表現や誇張した表現は、読者に不信感を抱かせる可能性があります。
<表現を見直すポイント>
自賛表現の抑制:「自慢する」のではなく、客観的に伝わる表現を心がけましょう。
崇拝表現の回避:「想いを押しつける」のではなく、具体的な事例を提示して伝えましょう。
「自賛表現」や「崇拝表現」が強いと判断した場合、表現を調整してご提案する場合があります。
ストーリー制作の最大の目的は、読者の共感を得て行動を促すことです。
直接的に「~に応募してください」「商品を購入してください」といった宣伝的な表現は避け、読者が自然と「この企業のイベントに参加したい」「この商品を試したい」と感じるような構成を心がけましょう。
そのために、以下の要素を取り入れることをおすすめします。
イベント運営や商品開発の背景
関わった人々の想い
苦労や挑戦のエピソード
単なる宣伝ではなく、物語として伝えることで、読者の共感を得られる記事になります。